「中学受験に推薦入試はあるの？」
「推薦入試を受験したいけど何か対策は必要なのか？」
などのお悩みを持つ方も多いのではないでしょうか？
この記事では中学受験の推薦入試に関して詳しく解説していきますので、推薦入試を考えている方は是非参考にしてください。
中学受験に推薦入試は存在する？
近年、中学入試を志望する学生が増えており、学校側も様々な入試制度を導入しています。
入試制度の導入に伴って、一部の中学校では推薦入試が実施されるようになりました。
推薦入試は一般入試よりも1〜2か月程度早い時期に行われているため、もし合格することができると中学受験が早く終わり、安心と時間的余裕ができるのがメリットです。
また、推薦入試に不合格となってしまっても一般入試を受験することができるため、より多くの受験機会を得ることにも使うことができます。
中学受験の推薦入試を受験するための2つの方法
一般入試とは異なり、推薦入試を受験するためには以下の2つの方法をとる必要があります。
その1: 自己推薦書を提出して受験応募する
推薦入試を導入している中学校では、志望動機や自分の適正などを記した自己推薦書を提出することで推薦入試に応募することができます。
その2: 在籍している小学校から推薦をもらう
勉学やスポーツ、芸術などで優秀な成績をおさめ、小学校から推薦書を書いてもらうことで推薦入試を受験することができます。
中学受験の推薦入試で行われる3つの試験方法
中学受験における推薦入試には以下の3つの種類の試験方法があります。
その1: 学力試験のみ
自己推薦書などの応募書類と学力試験を総合して判断する入試です。
自己推薦書などに力を入れることも重要ですが、学力試験の結果も合否に大きく関係するため、試験科目対策をしっかりとして望む必要があります。
その2: 学力試験と面接
学力試験に加えて、本人のみまたは保護者同伴での面接をします。
なぜこの学校に応募してきたのか、入学して何をしたいのかなどの志望動機を、受験生が 自分の言葉で伝えることができるかどうか判断するため面接の場が設けられています。
学力試験のみの受験法と同様、自己推薦書と試験科目対策が必要となります。
そのうえ、面接の対策を事前におこなうことも重要です。
その3: スポーツや芸術などの技能推薦
スポーツや芸術などの特定分野で、努力と高い実力が認められた場合に推薦入試をうけることができます。
技能を重視した推薦入試は、スポーツや芸術面などで将来活躍する可能性のある人材を確保するために行われています。
「よりよい環境で実力を高めたい！」
「その道のプロを目指したい！」
と考えている学生は、特定分野を対象とした推薦入試の受験を考えてみることがオススメです。
中学受験推薦入試に向けての5つの対策
推薦入試は一般入試よりも有利に受験をすることができますが、事前に様々な努力が必要となるため対策を練って望む必要があります。
ここでは具体的な推薦入試の対策を5つ紹介します。
対策1: 低学年の頃から良い成績を取っておく
一般的に推薦入試は学校での成績を学力評価の基準の1つとして設けています。
そのため、低学年のうちからきちんと勉強に取り組み、良い成績をおさめておくことが大切です。
また、しっかりと勉強しておくことは推薦入試における学力試験対策にも役立ちます。
対策2: 面接の準備をしておく
推薦入試を導入している中学校の中には面接を重視している学校もあります。
面接の際に自分の思いを正しく伝えることができるように事前に考えをまとめておき、受験校の面接スタイルに合わせてアピールする練習をしっかりしておくようにしましょう。
対策3: 自己推薦書の内容にも力をいれる
願書と共に提出する自己推薦書の内容は合否に関わるほど重要であるため、内容には力をいれるようにしましょう。
自分の思いや志望動機、将来の目標などを自己推薦書を通して、自分の言葉でしっかりと伝えることができるように意識するとよいでしょう。
対策4: 英検などの資格を取得しておく
英検などの資格は推薦入試だけではなく、一般入試でも「総合得点への加点」や「判定優遇」になる場合があり、中学受験において有利になります。
学校によっては資格の有無が推薦入試の出願資格となっている場合もあるため、その際には資格を取っておくのがよいでしょう。
対策5: 試験科目の学習をしっかりしておく
推薦入試では一般入試と比べて解きやすい問題が出題されることが多いですが、しっかりと試験科目の学習はしておきましょう。
万が一、推薦入試に落ちてしまった場合、一般入試を受験する必要があります。
事前に学習をしっかりしておくことで、余裕をもって一般入試にも望むことができます。
まとめ
中学受験の推薦入試を選択肢の1つとして考えてみましょう。
この記事では中学受験における推薦入試について詳しく解説しました。
より良い環境での学習を求めていたり、自分の実力に自信のある小学生は推薦入試を受験の選択肢の1つとして取り入れることがオススメです。
推薦入試は一般入試と比べて事前に多くの対策が必要で、倍率も高い傾向にありますが、もし第一志望校が推薦入試を導入していたらチャレンジしてみるとよいでしょう。