大学受験をする場合、高校3年生が夏休みにするべき勉強は何なのでしょうか。
復習をすべきだという点は皆さんわかっているでしょうけれど、ただ「復習!」と言われても漠然としすぎていて具体的に何をどう勉強したらいいかわかりませんよね。
ということで、この記事では受験生が夏休みに本当にやるべき勉強をまとめてみました!
毎日9時間勉強するルーティンを作るべし!
難関大学を目指すのであれば、毎日9時間は勉強をする必要があります。
夏休みは部活も引退していると考えると、24時間をどう使うかをまず決めるところから始めましょう。
そしてそのスケジュール通りに過ごす体力を付けていくことが目標です。
例えば24時間のうち睡眠は必ずとらなくてはいけないので、たっぷり8時間はとるようにしましょうか。
あとは、食事やお風呂、身支度などの必要な時間を抜いた時間をどう作るかです。
このスケジュールは、以下でご紹介する何を勉強すべきかを読んだ後で決めてみてくださいね。
ともあれ、一日9時間の勉強をするための脳体力はかなりのものなので、勉強に飽きない工夫、疲れてしまった時の対処法なども考えておきましょう。
基本的には、夏なので快適に過ごせる場所である自宅や、学校や塾の自習室、地元の図書館などをおすすめします。
エアコンの効き目が悪いところでは勉強しないように注意し、健康にも気を付けましょう。
過去問には触らず基礎固めをすべし!
さて、本格的に夏休みに勉強をするぞと思った時、赤本に手を伸ばしてはいけません。
なぜなら、夏休みの時点でレベルの高い問題を解くと、解けないことにがっかりしてモチベーションダウンにつながってしまうからです。
夏休みにすべきは復習です。
自分のレベルを把握し、そのレベルに合った問題集から解いていきましょう。
いきなり難しいレベルの問題や応用問題に手を付けるのはNG!
とにかく夏休みは自信をつけられるよう、虎視眈々と努力を続けます。
そして受験日にその成果を発揮できるよう地道に勉強するのです。
基礎固めに使うのは、自分のレベルに合った問題集なら何でも構いません。
もし学校で使っているテキストを難しいと感じるなら、本屋さんでもう少しレベルを落とした問題集を買ってみましょう。
急いだって脳はそう簡単に要望には答えてくれませんから、時間をかけて今まで習った内容を頭に入れ込んでいきます。
英語を集中的に復習すべし!
復習する科目はもちろん受験に使う科目すべてなのですが、中でも勉強を怠ってはいけないのが英語です。
皆さん受験生なら理由はわかりますね?
そう、文系でも理系でも、どちらをとっても英語は受験科目として存在するからです。
英語が苦手な人にとってはかなりの厄介者ですよね。
もし夏休みの時点で受験したい大学がある程度固まっているのなら、受験科目も調べておきましょう。
英語が入っているならば、やはり無視はできません。
英語の復習の仕方はシンプルで、高校2年生や1年生、もしくは中学までさかのぼり、忘れているなと思ったところからおさらいします。
他の科目ならそれぞれの苦手分野から復習すればいいのですが、英語は言語なので中学1年生で習った基礎が高校3年生の受験でも出てきます。
つまり、土台ができていなければ、いくら勉強しても意味がない科目なのです。
ここで、さかのぼりすぎて勉強量の多さに気圧されることのないようにするのがポイントです。
「ここは覚えているだろうからいいや」
と飛ばすと、後でわからなくなりまた戻らなくてはならないので、結局は自分がわからないところまで戻った方が早いのです。
文法はできても長文読解ができないという場合なら、語彙力が足りない場合があるのでとにかく単語帳をやりまくりましょう!
暗記はつまらないものですが、みんなつまらないと思いながらも頑張っているので自分だけではないと思い続けてくださいね。
語彙力がついてくると文章も読めるようになってくるので、夏休みは長文読解をしまくるよりも、単語の暗記と文法のおさらいに集中しましょう。
隙間時間に暗記科目を攻略すべし!
受験生を悩ませるのは暗記科目でもありますよね。
覚えたと思ったらまた忘れ…の繰り返し。
また、「わかった!」という爽快感がないためつまらないと思うのも暗記です。
特に理科や社会には暗記分野があるので、これらについては隙間時間を使って勉強するようにしてみましょう。
暗記をしようにも脳には限界があり、1時間も暗記できない人も多いです。
ですから、こまめに暗記することを心がけて今まで習ったところを繰り返してください。
夏休みの勉強はとにかく復習!応用問題には手を出さないように注意しよう
高3の夏休みの勉強は復習だけに注力しましょう。
特にどの受験でも出される英語を中心に今までのわからないところを振り返ってみてください。
一日9時間の中でおさらいした箇所の定着を目指すことこそ、夏に済ませておきたい課題です。